自分(または子ども)にもっと運動神経があればなぁ、と感じる方のために、コーディネーショントレーニングに関する記事を書いています。
コーディネーション自体の解説はコチラです。簡単にいうと、目の力や手先の器用さを連携させて、身体の機能をフル活用しましょうという感じですかね。
関連記事>>>コーディネーショントレーニングのカテゴリ記事一覧
今回の記事では、ジャグリングによりどのようなハンドアイコーディネーションの効果が得られるかを見ていきましょう。周りから情報を取り入れる「インプット力」と、実際に身体を動かす「アウトプット力」の両方を効果的に鍛えられます。
ジャグリングにも色々あると思いますが、人気があるのはトスジャグリング・ディアボロ・デビルスティックなどですかね。
街中でのパフォーマンスをよく見かけます。
そうじゃなくても、ヨーヨーやけん玉でも皿回しでも何でも、「たくさん練習してコツを掴む」ということ自体が良いことだと思います。
子供にとっても良い刺激になり面白いでしょうし、私自身も立ち止まって見てしまいます。
自分で少しでも何かを練習したことがあれば、パフォーマーの方々の日頃の練習量のすごさが分かりますね。
で、私が好きなこともありオーソドックスなジャグリングで、初心者でも取っつきやすいボールを使ったトスジャグリングについて見てみましょう。
この記事で書きたいのは、ジャグリングの要素を少しでもトレーニングすることでコーディネーション能力を鍛えていきましょうということですね。
決してパフォーマーの道を突き詰めたいわけではないですが、何事もまずはやってみましょうという意気込みですね。
何かに目覚めたらもっと深く練習しても良いでしょうし。
スポンサーリンク
ボールジャグリングの効果は、世の中的な実績はたっぷりあります。
テニスでもサッカーでもアメフトでも一流アスリートがコーディネーション運動の一つとしてボールジャグリングを練習しているそうですよ。
実際にはボールジャグリングだけじゃなく、どんなことでもコーディネーション能力には繋がっているのですが笑
手っ取り早くボールジャグリングをやってみたい方は片手で2つとか、両手で3つとかをできるようになりたいです。
でもその前に両手で2つとかで練習するのだと思います。
初めてやる人が達成しないといけない課題は次のようなものがあります。
このような感じで、思い通りに投げて、動きを把握・予測して、ちゃんとキャッチして次に繋げる。
イチからやろうとすると結構な練習をしないといけません。
ということで、スタイリッシュ生活日記的なコーディネーションの考えはこのようになりました。
効果 | ボールジャグリングの場合 | |
---|---|---|
識別能力 | ◎ | 沢山のボールの動きを瞬時に識別して見極める必要があります。 |
定位能力 | ◯ | 相手はいませんが、自分の手の場所はしっかり把握しますね。 |
バランス | △ | ジャグリング中に何か別の技をやらなければ、特に不要かと思います。 |
連結能力 | ◎ | 視覚情報と手先を連結する能力は鍛えられます。 何か技をやるためには手以外の身体の部位も連結して動かします。 |
リズム | ◯ | リズムがあるから続けられるのか、続けていくうちにリズム感が身につくのか。 リズム良く続けることが失敗しないコツとも言えます。逆説的かもしれません。 |
反応能力 | ◯ | イレギュラーなことがあれば即座の対応が必要です。 |
変換能力 | △ | 相手はいないのでスタンダードなボールジャグリングではあまり必要がないと思います。 |
(◎:優れた効果が期待できる、◯:そこそこの効果が期待できる、△:あまり効果が期待できない)
特徴としては、識別能力と連結能力が抜群に鍛えられるといった感じでしょうか。
このスキルが多くのプロスポーツ選手にとって大事にされているスキルなのだと思います。
コーディネーションの事をあまり分からない方はピンと来ないかもしれませんが、まずは練習してみましょう。
関連記事>>>テレビゲームでもコーディネーション能力のトレーニングが出来る!
テニスや卓球も好きなので元々はテニスボールやピンポン球から始めて出来るようになったのですが、最近ではバウンスの方が好きです。
こんな技ですね。トスジャグリングに比べて動画は少なかったり!?
床の跳ね返りで出来るということは、壁だって出来ちゃいますね。
トスジャグリングだと割とどこでも出来てしまうと思いますが、バウンスには良質なボールや床や壁が必要です。
イレギュラーな跳ね返りがあると途端に難しさが超絶アップするので。
ボールジャグリングを試すならビーンバッグがオススメです。
ただ、ビーンバッグは跳ねないので、バウンスにチャレンジにしたい方はテニスボールなんかもオススメです。
動画で使用しているのはこんなボールです。3個以上必要なことに注意です。
100円均一の安モンのボールだと全然キレイにバウンドしないので、本質的な練習ができません。
トスジャグリングなら物理的に理想に近い放物線、バウンスでも使うボールが個体差なくキレイに跳ね返ってきてほしいわけです。
難しいことはレベルが上がって、コツを掴んでからで良いと思います。
まずは良質な道具を揃えて、ジャグリングの練習を続けましょう。
関連記事>>>ビーチで!自宅で!バランスボールトランポリンを楽しむ方法
トスジャグリングと比較したバウンスの特徴です。もし興味ある方がいれば、ご参考まで。
最大の違いは一言でいうと投げ上げるのと投げ下ろすので違いますね。
これはパッと見でも誰でも気づきます。
で、これにより何が変わるかというと、もちろん重力の影響なわけです。
投げ上げると、ボールは放物線を描いて落下してきます。
放物線の頂上で一瞬だけ速度ゼロになり、落下するほど速度が上がってきます。
でも放物線がイメージできると、落下地点が予測できるので手を構えていればキャッチできますね。
一方、バウンスでは上手いこと投げ下ろすと、床で跳ね返ってボールが上昇し、キャッチするタイミングでは速度が遅いです。
タイミングが合えば速度ゼロの、放物線の頂上。
ボールの位置が動かないタイミングなので、自分でキャッチしに行かなければなりません。
どちらも慣れは必要なのですが、このプロセスこそコーディネーションスキルを磨いている瞬間と言えると思います。
習うより慣れろの世界ですね。
ハンドアイコーディネーションは鍛えておいて損はありません。
眼のチカラと、手先のチカラ、です。
関連記事>>>全ての運動の基礎!バランス感覚をイチからトレーニング!幼児編
ということで、コーディネーションに興味がある方なら、避けては通れないジャグリングのお話でした。
コーディネーショントレーニングを継続する意味は、出来なかった事が出来るようになる事だと思います。
人間は誰でも、練習したことしか出来るようにならないので、「出来るかどうか」ということは「やったかどうか」に置き換えられると思います。
もちろん、少しでも面白さを感じられないと継続できないので、練習方法を工夫することは重要です。
視覚から入ってくる情報は80%以上とも言われますが、「目」を鍛えると短時間でより多くの情報を処理できるようになります。
さらに「手」を連携させることで、目から手へ、インプットからアウトプットまでを巧みに行えるようになります。
スポーツ教室とかで何をやらせても器用にこなしてしまうあの人は、実は裏でジャグリングなど、コーディネーショントレーニングを行なっているかもしれませんよ!
成長したい人は、一見、関係なくてもジャグリングやコーディネーショントレーニングにチャレンジしてみましょう。
やらされるんじゃなくて、やるんです!千里の道も一歩から。